新参デベロッパーのゴースト制作振り返り

この記事は伺的 Advent Calendar 20229日目の記事です。

ごあいさつ

こんにちは。小戸らでくと申します。
2022年11月14日にゴースト「チョコレイトボックス」を公開したばかりの新参デベロッパーです。
この記事は、私が「チョコレイトボックス」を作った過程を振り返るだけのものです。
需要はないかもしれませんが、私が他の方のゴーストの制作過程を読んでみたいので、ではまず自分でも…ということで書いています。


1.コンセプトを決める

10月の終わりごろ、ふと「ダウナーでフランクな地雷系ファッションの女の子」というキャラクターを思いつきました。
そしてなんとなく「このキャラを生かすには"伺か"にしたらいいんじゃないか」と考えます。
数日かけ、キャラクターのデザインや表情のラフを描きながら、ゴーストの設定を煮詰めました。
コンセプトは「気楽につきあえる友達のようなゴースト」。「極力シンプルな、ただ話すだけのゴーストにしたい」「フラットな関係がいいので好感度はとりあえずなし」「服好きキャラなので毎日(起動毎に)着替えをするギミックがほしい」などの構想も決まっていきました。


2.トークを書く

里々wikiUKADOC Projectを参考にゴーストの辞書を作成し、トークを書いていきました。
トークを書くときに意識したことは、キャラクターの「生っぽさ」です。脳みそに理想のダウナー地雷ギャルの人格をインストールし、話し言葉全開で、現実の友達にゆるく駄弁るような語り口を意識して書きました。
具体的なコツとしては、適度に"てにをは"を抜くと生っぽくなることを覚えました。「うちはチョコが好きなんだ」より「うち、チョコ好きなんだ」の方がすごく話し言葉っぽいしなんとなくだるそうでリアルに見えませんか?
専門知識のいるような凝ったトークをするキャラではないので、基本的には脳直でさくさく書けたのですが、ひとつ問題にぶつかりました。ランダムトークの数です。公開までに50個書くことを目標にしていたのですが、自力では30個ほどでネタが切れてしまったのです。
そこでお題サイトを活用することにしました。ランダム単語ガチャで語彙レベルをLv5までチェックし、表示語数を10に設定して、単語を引いては眺め、引いては眺め…を繰り返します。ひたすら単語を表示していると急にネタが降りてくる瞬間があるので、そこからトークを起こしました。
そうしてなんとか50個のランダムトークができあがりました。


3.シェルを描く

トークと並行してシェルを用意しました。
使いそうな表情10個と、毎日の着替え10個を頑張って描きました。
作っておいて便利だなと思ったのは、目を閉じる、目をそらすなどの表情です。トーク中に少し視線を動かすことで、キャラがリアルタイムに考えながら話しているような雰囲気を演出しやすい気がします。


4.ギミックをどうにかする

「チョコレイトボックス」を作るうえで最大の難関だったのは、毎日着替えをするギミックを用意することでした。
変数って何?関数って何?レベルの初心者で、ユーザさんの名前や誕生日を覚えさせるだけでひいひい言っているのに、どうやってそんな複雑そうなギミックを実装するんだ…としばらく頭を抱えました。
それでどうしたかというと、他の方に教えてもらうという方法で解決しました。はい、他力本願です…。
ゴースト回覧板3rdの「ゴーストをつくろうとしてる人たちが話すスレ」で質問し、親切な方に教えていただいた記述を丸ごとコピペすることで、なんとか着替えを実装することができました。
伺か界隈には本当に優しい先輩がたくさんいます。こんなゴーストを作りたいけど難しそう…とつまづいている方も、怖がらずにどんどん質問やアドバイスをお願いして大丈夫です。私のような丸投げは本当はよくないと思いますが…。


5.ゴーストを公開する

ゴーストが完成したので、ゴーストを公開しました。
Twitterで#伺か #ukagaka のタグをつけて宣伝すると、多くの方に見ていただけました。


まとめ

以上で、私のゴースト制作振り返りは終わりです。いかがでしたか?
ここまでごらんいただきありがとうございました。よろしければ、皆さんもぜひゴーストの制作過程を書いてみてくださいね。


2022年12月09日公開